ロイコトリエン受容体拮抗剤・気管支喘息治療剤「キプレス®錠10」 アレルギー性鼻炎の効能・効果取得および「キプレス®錠5mg」の製造販売承認取得について
2008年1月25日
株式会社キョーリンの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都、社長:荻原郁夫)は、ロイコトリエン受容体拮抗剤・気管支喘息治療剤として発売中の「キプレス®錠10」(一般名:モンテルカストナトリウム)について、本日、成人におけるアレルギー性鼻炎の効能・効果を取得すると共に、成人用の新剤形として「キプレス®錠5mg」について製造販売承認を取得しました。
本剤はMerck&Co.,Inc.(Whitehouse Station,N.J.,U.S.A)により開発された薬剤で、杏林製薬(株)では2001年8月より「キプレス®錠10」(成人用)、「キプレス®チュアブル錠5」(小児用:6歳以上)を販売、2007年10月より「キプレス細粒4mg」(乳幼児用:1歳以上6歳未満)を販売し、気管支喘息の治療に貢献してまいりました。
アレルギー性鼻炎については、その病態において気管支喘息同様ロイコトリエンが重要なメディエーターとなっており、Merck&Co.,Inc.では本剤の作用機序から喘息症状だけでなくアレルギー性鼻炎の症状を改善する可能性があると考え、アレルギー性鼻炎治療剤としても開発に取り組みました。本剤は季節性アレルギー性鼻炎の適応で50カ国、通年性アレルギー性鼻炎の適応で13カ国において既に承認され、海外での豊富な使用経験を有しております。さらに日本国内の臨床試験において、1日1回就寝前投与によりアレルギー性鼻炎の3大症状である鼻閉、鼻汁、くしゃみに対する優れた改善効果が認められました。