新型コロナウイルス検出試薬 「SARS-CoV-2 GeneSoC N2 杏林」の発売について
2020年11月 5日
当社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荻原 茂、以下、杏林製薬)は、マイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC®」(以下、「GeneSoC」)を用いた新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC N2 杏林」(以下、本試薬)を、12月上旬を目処に発売いたします。
本試薬は、当社従来品より新型コロナウイルスの検出感度が高く、厚生労働省健康局結核感染症課及び国立感染症研究所による「臨床検体を用いた評価結果が取得された2019-nCoV遺伝子検査方法について」2020年10月23日版において、新型コロナウイルスに対する陽性一致率100%、陰性一致率100%として結果が公表されています。また本試薬は、公的医療保険適用の対象となっており、「GeneSoC」を用いて新型コロナウイルスを15分程度(前処理時間を除く)で検出することが可能です。
杏林製薬は現在、呼吸器感染症、性感染症等において「GeneSoC」専用の研究用試薬を開発しており、体外診断用医薬品としての発売を目指しています。
今後とも、新型コロナウイルスをはじめとした感染症における、PCR 検査の時間短縮等、さらなる検査体制の充実、及び迅速な検出方法の構築に向け、より一層の貢献をしてまいります。
なお、本件の2021年3月期の連結業績予想に与える影響は軽微です。
詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。