ニュースリリース

慢性咳嗽治療薬「ゲーファピキサントクエン酸塩」に関わる日本国内の販売に関する契約締結について

2021年4月26日

MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:カイル・タトル、以下MSD)とキョーリン製薬ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原豊)の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原茂、以下杏林製薬)は、MSDが日本国内で製造販売承認を申請している選択的P2X3受容体拮抗薬「ゲーファピキサントクエン酸塩」(以下ゲーファピキサント)について、杏林製薬が日本国内における独占販売権を取得する契約を締結しました。

ゲーファピキサントについては、2019年5月にMSDと杏林製薬が日本国内における販売協業に関する交渉権について覚書を締結しておりましたが、この度の契約締結により、薬価収載後に杏林製薬が国内で独占的に販売することとなり、それに伴い杏林製薬はMSDに対して契約一時金等を支払います。

ゲーファピキサントは、MSDが難治性または原因不明の慢性咳嗽の治療薬として開発し、製造販売承認申請中の経口投与の選択的P2X3受容体拮抗薬です。慢性咳嗽は咳が8週間以上続く疾患で、その有病率は世界各国において1〜12%と推定されています1。この中には、原因疾患(喘息、胃食道逆流症など)を治療しても改善の認められない難治性慢性咳嗽や原因が特定できない原因不明の慢性咳嗽があり、現在、難治性または原因不明の慢性咳嗽を効能又は効果として承認されている治療薬はないため、ゲーファピキサントは、ファーストインクラスの治療薬として期待されます。

杏林製薬は、ゲーファピキサントの独占販売により、重点領域である呼吸器科領域における製品ラインナップの拡充を図り、同領域でのさらなるプレゼンス向上と治療への貢献を目指します。

MSDは、今後もアンメットメディカルニーズに応えていけるよう、革新的な医薬品とワクチンの開発を進め、人々の生命を救い、人生を健やかにするために取り組んでまいります。

1. Song WJ, et al. Eur Respir J. 2015;45(5):1479-81.